株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:金澤 大輔、以下オプト)のエンジニア組織であるOptTechnologies(オプトテクノロジーズ)は、広告効果測定ツール「ADPLAN」で測定した広告成果をメディアの広告配信プラットフォームに送信できる「キックバック機能」をリリースいたしました。
2018年9月、Apple社よりSafariブラウザへのトラッキング防止機能 Intelligent Tracking Prevention(ITP)2.0(※1)がリリースされました。その影響により、トラッキングを目的とするCookieの利用制限がより強固となり、広告配信プラットフォームにおいてもSafariブラウザでの広告効果測定が難しくなります。
その状況を踏まえ、広告成果を広告配信プラットフォームに送信する「キックバック機能」を「ADPLAN」にて開発いたしました。具体的には、広告クリック時に広告配信プラットフォーム側で取得したクリック情報を「ADPLAN」に蓄積し、「ADPLAN」上で広告成果(商品購入や予約完了等)を確認したタイミングで、クリック情報を広告配信プラットフォームに送信します。この機能を活用することにより、広告配信プラットフォームのタグを設置せずとも、広告成果をもとにした広告運用が可能となります。
キックバック機能イメージ
■広告効果を送信するまでの流れ
①広告配信プラットフォームから配信されている広告をクリック
②ADサーバー経由時にクリック情報が付与され、ランディングページに遷移
③ADサーバー経由時に付与されたクリック情報をADPLANに蓄積
④広告成果をADPLANで確認
⑤ADPLANで確認した広告成果をもとにADサーバー経由時に付与されたクリック情報を送信
今後もオプトでは、テクノロジーの変化に素早く対応し、最適な広告運用を行うための機能拡充を行ってまいります。
(※1)Intelligent Tracking Prevention(ITP)2.0
Apple 社が提供する最新バージョンの iOS12や macOS Mojave に新たに搭載された機能で、Safari ブラウザにトラッキングを目的とするCookie であると識別されると、即時Cookieの利用制限やアクセスが遮断されるものです。
CookieがITPの制限対象となった場合(※)、Cookie取得後即時ユーザの追跡ができなくなり、ユーザの行動履歴の計測がされず、リターゲティング配信ができなくなる等の問題が生じます。
※ 端末ごとに内蔵された Safari の機械学習の分析結果によっては、どの程度が ITPの対象になるかは不確定となります。